8月3日の集まる会はこんな感じでした

月1回は、枠組みを外してざっくばらんに話し合える場をつくろうということで。

 

今回は若狭で農業を営む若者たちをお招きして「農」をテーマに話し合いました。「なぜ農業を始めたのか」から農業の魅力や、エネルギー問題からTPPといった社会問題に至るまで、農業者の立場からの生の声を聞きました。なかでも深刻だと思ったのは「フクシマ事故後より、再稼働問題後の風評被害に苦しんでいる」という声。世間ではやはり未だ原子力の危険性の部分だけが大きくフォーカスされがちですが、立地地域ではあらゆる業種に暗い影を落としている状況が浮き彫りになりました。

 

さて画像をご覧のとおり、噂が噂を呼んだり、偶然の重なりだったり、県内外から多くの人が集まって、結果20名を超える会となりました。普段、農業者と「農」について話す機会なんてなかなかないのでとても良い刺激になりましたし、こういった繋がりがまた新たな地域の活力になっていくような、そんな希望も持てる会でした。

 

このつながりを活かして、これから地域を元気にするべく実践に向かっていけるような、そういう集まりになればいいなと思いながらも、気づけば今回もこの会の名称が決まらぬままお開きとなりました。

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  • #1

    にった (月曜日, 13 8月 2012 21:17)

    8月3日の集まりでは、農業関係者、農業に関心のある社会人や学生、総勢22名が集まりました。小浜市・若狭町・おおい町・京都市・東京都・鯖江市など様々な地域からご参加いただきました。農業関係者のほとんどから県外出身者。(大阪、三重、鳥取、埼玉など)。

     フリートークの3時間。以下は、話しのいくつかを抜粋したものです。

    Oさん(上中農楽舎で2年間の研修を経て、独立後無農薬のお米作りを続けて9年。)
    「名古屋などに出向いて消費者に直接お米を販売しているけど、3・11後はそれほど変化はなかったが、大飯原発再稼働の後の風評被害が大きい。若狭でつくっていると言うと、放射能の影響は大丈夫か?と聞かれて敬遠して買ってもらえない。今まで買ってくれているお客さんは応援も込めて買ってくれるけど、新規のお客さんには全然買ってもらえない。正直、ノイローゼになるくらい厳しい。」
    Mさん(東京から参加)の「若狭町は原発がないのに、再稼働賛成の人が多いのか?」という質問に対して。
    Oさん「原発関連の仕事をしている人がいるから、反対とは言えない。正直言って(反対の声を言うのは)こわい。家族がいて子どもがいてだと…。」
    Nさん(小浜市・寺務員)「小浜も同じ。立地地域と準立地地域は、格差はある。でも関電に働きに行っている人口はかなり多い。そういう人の生活を考えると何も言えなくなってしまう。MEEC(若狭若者編)をやったのは、そういうのを言えるようにしようよ、という想いがあったから。」

    ~農業への想い~後継者不足について~
    Yさん(小浜市・トマト農家)「朝は早いし、休みはないし、暑いし、きついな~と思ってた。でも高知の先輩のところへ行ったら、本当にうまいトマトに出会った。日本一トマトをつくりたいと思い、チャレンジを始めたら農業が楽しくなってきた。地域のこども達に収穫体験などをしてもらっているが、一番悪いのは先生。「毎日大変なんですよ。だから食べましょうね!」と子どもたちに話している。いやいやいや。めっちゃ楽しいです(笑)楽しんでいる姿を見てほしい。こどもに「農業は大変」と大人がうえつけているのが悪い。今の小学生が農業って楽しいと思って将来なってくれるようになったらいいなと思う。」

    ~農業を始めたい人に~
    「体力は必要ですね。健康じゃないとやっていけない。(農作物は)生き物なんで、自分が風邪をひいてるから見れないとは言えない。お金の面では農業は守られている。補助金とか。始めようと思ったら簡単に始められる。でも続けようと思うと難しい。食べていこうと思うと、ある程度勉強も必要。その土地に何を植えるかとか。どこに売るかとか。」
    「農業って個人経営ですから。経営的感覚のない人は失敗していく。集落で付き合いができない場合も失敗していく。京大で新規就農者の研究をしている人がそう言っていた。」

    若狭町で県外から移住して新規就農をした若者の多くが「上中農楽舎」(若狭町の第3セクターと大阪の類設計(民間企業)と町民が出資して12年前に設立された農業研修施設)で2年間の研修を受けている。
    おおい町名田庄で有機農業を続けて12年のMさんは、農楽舎というクッションがなく、全くの個人で県外から移住。
    「最初の1年は誰も声をかけてくれなかった。さすがに干支ひとまわりくらい住んでて、いろんな役(消防団の団長や地区の役員)を受けていると、いつのまにか「あれ。そういえばよそから来たんか。」と言われる。10年もいると意見も言えるようになった。原発のことも。

    ~今後の暮らし方について~
    Sさん(福井大学学生)「数値とか省エネとかを見てて、別に省エネするために生きてるわけじゃなくて、自分のこどもを地域で育てたり、趣味をおじいちゃんになっても続けたいとか、たまにはぜいたくをしたりしたいかもしれないし。将来の暮らし、こんな暮らしをしたいって描くことが大事なんやろなと思って。みんなでこういう暮らしをしたいねと共有しないと話しがすすまないな、と思う。」

    ~告知~
    10月。小浜で、こども向けの自然エネルギー体験イベントを企画中。
    12月。ピースボートが1週間の「脱原発クルーズ」を企画中。博多を出港し、途中敦賀港に寄港。嶺南の原発や、立地地域の現状(魅力的な取り組み、場所)を見て、現地の人と言葉を交わし、原発にかわる産業に何があるかなど探っていく企画。日本と韓国から約800~900人の青年を集め、行う予定。